こんにちは。兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科です。
歯科医院で親知らずの抜歯をすすめられたことがある方もいるのではないでしょうか。「親知らずは早めに抜いたほうがいいの?」「親知らずはいつぬくべき?」など、親知らずを抜くタイミングについて疑問をお持ちの方もいるでしょう。
親知らずは横向きや斜めに生えてくると虫歯や歯周病、歯列不正などのさまざまなトラブルを引き起こすため、生え方によっては早めに抜くことをすすめられます。
しかし、親知らずを実際に抜くとなると不安を感じる方も少なくありません。安心して治療を受けるために、親知らずを抜くタイミングや治療の流れを知っておくとよいでしょう。
今回は、親知らずが生える時期や抜くタイミング、親知らずを抜く流れについて解説します。親知らずの抜歯でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
親知らずはいつ生える?
親知らず(智歯)は、一般的に17〜22歳ごろに生えてくる最後の永久歯です。他の歯がすでに生えそろったあとに生えてくるため、スペースが足りず、斜めや横向きに生えることが多いのが特徴です。
個人差のある生える時期
親知らずが生える時期や生え方には個人差があります。25歳を過ぎてからゆっくりと出てくる人もいれば、骨の中に埋まったまま全く生えない人もいます。
こうした違いは、顎の大きさや歯の萌出スペースに関係しています。
生える前兆としての違和感
親知らずが生える前には、奥歯の奥にむずむずとした違和感や圧迫感を覚えることがあります。歯ぐきがぷっくりと膨らんだり、食べ物や歯ブラシが当たると軽い痛みを感じたりする場合もあります。
このようなサインが現れたときは、歯ぐきの中で親知らずが動き始めている可能性があります。
片側だけ生える・生えない場合
親知らずが片側だけ生えたり、上だけ生えて下は埋まったままのケースもあります。この場合、噛み合わせがずれて頬を噛んでしまう、歯ぐきに傷がつくなどの問題を起こすことがあります。
また、骨の中に完全に埋まった埋伏歯(まいふくし)の場合、定期的なレントゲン検査で経過を確認することが大切です。
親知らずを放置するとどうなる?

「痛くないからまだ大丈夫」と思っていても、親知らずを放置することで将来的に大きなトラブルを招くことがあります。
智歯周囲炎による腫れと痛み
親知らずの周囲に細菌が入り込むと、歯ぐきが腫れて痛みが出る「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」を起こします。一度治っても再発しやすく、悪化すると頬が大きく腫れたり、口が開けにくくなったりすることもあります。
放置すると膿が広がり、全身に炎症が及ぶ危険性もあるため注意が必要です。
隣の歯をむし歯にしてしまうリスク
親知らずと手前の歯の間は歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい場所です。その結果、親知らずだけでなく隣の第二大臼歯までむし歯になることがあります。
隣の歯を守るためにも、炎症やむし歯を繰り返す親知らずは早めの抜歯を検討することが大切です。
歯並びや噛み合わせへの影響
横向きや斜めに生えた親知らずは、前方の歯を押す力を加えるため、歯並びが少しずつ乱れていくことがあります。特に矯正治療後の方は、親知らずの圧力によってせっかく整えた歯列が元に戻る「後戻り」を起こすこともあります。
口臭や慢性的な炎症
親知らずの周囲は食べかすやプラークが残りやすく、細菌が繁殖して口臭の原因になることがあります。炎症を繰り返すことで歯ぐきが常に腫れた状態になり、慢性化して歯周病を引き起こすこともあります。
親知らずはどのタイミングで抜くべき?
親知らずを抜く適切なタイミングは20歳前後とされています。親知らずが生えたばかりの時期は顎の骨が柔らかく、抜歯の難易度が低いためです。
親知らずの根元には大きな神経が通る下顎管があり、歯根が完成すると抜歯により神経を損傷するリスクがあります。親知らずの歯根が完成していない段階で抜歯すれば神経を損傷するリスクを抑えられるのです。
また、親知らずは抜歯後に腫れや痛みが強く出ることがありますが、20歳前後であれば回復も早く、抜歯によるダメージを最小限に抑えられます。
ただし、親知らずがまっすぐ生えていて、上下で噛み合っている場合は抜く必要がありません。
抜いたほうがよい親知らずの特徴
抜いたほうがよい親知らずの特徴は、以下のとおりです。
- 親知らずの周囲の歯茎が腫れている
- 親知らずが虫歯になっている
- 親知らずが斜めや横向きに生えている
- 歯並びの乱れの原因になっている
それぞれ詳しく解説します。
親知らずの周囲の歯茎が腫れている
親知らずの周囲の歯茎が腫れている場合は抜いたほうがよいでしょう。
親知らずが途中までしか生えてこず、歯茎が被った状態になることも多いです。親知らずが途中までしか生えていないと歯磨きが不十分になりやすく、親知らずの周囲に汚れが蓄積し「智歯周囲炎」を引き起こす可能性があります。
智歯周囲炎とは、親知らず(智歯)が原因で起こる歯肉や歯周組織の炎症のことです。親知らず周囲の歯茎の腫れや痛み、膿が出るなどの症状が現れ、炎症が広がると発熱や全身の倦怠感などがみられます。
親知らず周囲の炎症は繰り返すことが多いため、歯茎が腫れたら抜いたほうがよいでしょう。
親知らずが虫歯になっている
親知らずが虫歯になっている場合は基本的に抜いたほうがよいです。親知らずが虫歯になると手前にある第二大臼歯も虫歯になる可能性があります。
また、虫歯や歯茎の炎症が悪化して顎の骨に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。親知らずは歯磨きがしにくく、虫歯を治療しても再発する可能性が非常に高いです。虫歯の再発や周囲への悪影響を防ぐためにも、虫歯になった親知らずは抜いたほうがよいでしょう。
親知らずが斜めや横向きに生えている
親知らずがまっすぐ生えず斜めや横向きに生えてくると、歯磨きが難しくなり汚れが溜まりやすくなります。そのため、親知らずの歯と手前にある歯が虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。
口腔内のトラブルを未然に防ぐために、親知らずが斜めや横向きに生えている場合は抜いたほうがよいでしょう。
歯並びの乱れの原因になっている
斜めや横向きに生えた親知らずが手前の歯を押して歯並びが悪くなることがあります。
親知らずが歯並びの乱れの原因になっている場合は抜いたほうがよいです。歯並びが悪くなると汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛み合わせの悪化を招き、全身の健康状態に悪影響を与えることもあります。
お口と身体の健康を維持するために、歯並びの乱れの原因になっている親知らずは抜いたほうがよいでしょう。
抜かなくてもいい親知らずとは?

すべての親知らずを抜く必要があるわけではありません。条件が整っていれば、経過観察で問題ない場合もあります。
抜歯が不要な親知らずの特徴
親知らずがまっすぐに生え、上下の歯ときちんと噛み合っている場合は、抜歯の必要はありません。
また、歯ブラシでしっかり清掃できており、炎症やむし歯の兆候がない場合も同様です。ただし、見た目がまっすぐでも内部で傾いていることもあるため、定期的なレントゲン検査は欠かせません。
抜歯を検討したほうが良いケース
親知らずが横向きや斜めに生えている場合や、半分だけ歯ぐきに埋まっている場合は注意が必要です。特に、歯ぐきが腫れやすい、隣の歯がむし歯になった、何度も炎症を繰り返しているといった症状がある場合は、抜歯を検討しましょう。
親知らずを抜く流れ
親知らずを抜く流れは、以下のとおりです。
①注射の痛みを和らげる表面麻酔を歯茎に塗布する
②歯茎に麻酔の注射をする
③専用の器具を歯と骨の間に入れ込み、親知らずと歯茎、歯を支える歯槽骨を分離して歯を抜く
④歯を抜いた箇所の汚れを除去する
⑤ガーゼを噛んで止血する(30分程度)
親知らずは簡単に抜歯できることもありますが、横向きや斜めに生えていると歯肉を切開して歯を割ったり、骨を削ったりするなど大がかりなものになることもあります。
また、年齢や持病によって抜歯が大きな負担になる場合は、術後の痛みや腫れ、出血のケア、食事の管理のために入院が必要になる可能性があります。
親知らずの抜歯後は以下の点に注意が必要です。
- 出血や痛みの原因となるため、抜歯当日は激しい運動や長時間の入浴、飲酒は控える
- 傷口を手や舌で触る、強くうがいをするなど刺激を与える行為は避ける
- 抜歯後に出血が止まらないときは、清潔なガーゼを10分程度強めに噛んで止血する
- 痛み止めや抗生剤は歯科医師の指示通りに服用する
親知らずを抜いたあとは傷口を安静に保ち、回復を促すことが大切です。食事の際は抜歯した箇所に負担をかけないよう、数日間はできるだけ反対側で噛むようにしましょう。
痛みや腫れは時間の経過とともに徐々に治まりますが、抜歯後2〜3日を過ぎても強い痛み・腫れが続く場合や、出血が止まらない場合は早めに歯科医師に相談しましょう。
患者様の声
当院で治療を受けた方のお声をご紹介します。
当院で治療を受けた方の口コミ
いつも3ヶ月毎に検診に来ています。院内はとても明るく落ち着いた雰囲気で心地よいです。先生方や担当の衛生士さんはとても親切で感謝しています。
これからもずっと通い続けたいと思います。お友達にも紹介させて頂きたい歯医者さんです。これからも宜しくお願い致します。
当院で親知らずの抜歯・定期検診を受けた方の口コミ
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親不知の抜歯から定期検診までこちらで全て診てもらっています。院内は綺麗でスタッフや衛生士、医師のみなさんが丁寧で親切です。これからも通うと思います。
当院で親知らずの抜歯をされた方の口コミ
虫歯の治療と親知らずの抜歯のため伺いました。皆さん物腰がやわらかく、説明がとても丁寧です。今何の作業をしているかがわかりやすく、安心して身を任せることができました。
まとめ
今回は、親知らずを抜くタイミングや親知らずを抜く流れについて解説しました。
親知らずの生え方に問題がある場合は抜いたほうがよいでしょう。横向きや斜めに生えると汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病、歯茎の炎症などのトラブルを引き起こす可能性があります。また、親知らずが手前の歯を押して歯並びに悪影響を及ぼすこともあります。
親知らずは20歳前後に抜くと抜歯の難易度が低く、傷口の回復も早いです。神経損傷のリスクも低減できるため、親知らずによるトラブルがある場合は早めに抜いたほうがよいでしょう。
ただし、親知らずはまっすぐに生えて噛み合っていれば抜く必要はありません。親知らずを抜くべきか迷っている方は、まずは歯科医師の診察を受けて相談しましょう。
親知らずの抜歯を検討されている方は、兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科にご相談ください。
当院は、0歳から100歳まで家族みんなで安心して通える歯医者を目指して診療を行っています。小児矯正・小児歯科や成人矯正、虫歯・歯周病治療やマタニティ歯科など、さまざまな分野に力を入れています。
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奥村亮司



















