• ご予約・お問い合わせ:0797-86-4182(ハロー良い歯に)
  • 24h受付予約
  • 予約相談
  • メール相談お問い合わせ

宝塚ライフ歯科・矯正歯科の記事『子どもの虫歯予防に役立つ!フッ素の効果を解説』

ブログ&コラム

BLOG & COLUMN

*

*

子どもの虫歯予防に役立つ!フッ素の効果を解説

こんにちは。兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科です。

黄色い背景と元気な笑顔の子ども

「フッ素の具体的な効果は?」「子どもがフッ素を塗ってもらった後に注意することはある?」と疑問を持っている保護者の方も多いでしょう。子どもの歯を守るために、家庭でも歯科医院でも話題に上がるのがフッ素です。

しかし、効果が本当に期待できるのか、子どもでもフッ素の塗布はできるのか、塗布後に気をつけることはあるのかといった疑問はよく出ます。

本記事では、そうした疑問を整理し、保護者の方が実際に確認すべきポイントを分かりやすく解説します。

フッ素の効果

フッ素の効果のイメージ

フッ素を塗ったときに期待できる効果は、以下のとおりです。

歯を強くする(歯質の強化)

フッ素は、歯の表面に作用して、酸に溶けにくい結晶を作り出すことで歯の耐久性を高めます。特に、乳歯や生えたての永久歯は元々やわらかいため、フッ素による歯質強化は虫歯予防に有効です。

初期虫歯の改善(再石灰化の促進)

飲食によって、歯が部分的に溶ける脱灰(だっかい)が起きても、フッ素が存在することで再石灰化が促進されます。初期段階の虫歯であれば、自然に修復されることもあります。

虫歯菌の活動を抑える

フッ素は、プラーク(歯垢)中の細菌が糖を分解して酸を作る代謝を阻害し、酸の産生を減らすことで歯が溶ける速度を遅らせます。特に、ブラッシングで落としきれないプラークに対して、フッ素の効果が継続的に働くことで、菌の活性を弱め、虫歯のリスクを下げます。

子どもでもフッ素塗布は受けられる?

子どもでもフッ素塗布は受けられるのか考える子ども

結論からお伝えすると、歯が生え始めたら年齢に関係なくフッ素塗布を始められます。乳歯や生えたての永久歯はエナメル質が薄く虫歯になりやすいため、早めに歯科医院で相談して定期的な塗布を受けると効果的です。

一般的には、1歳半前後をフッ素塗布開始の目安とし、3〜6か月ごとの塗布を提案することが多いです。歯科医院で使うフッ素製剤は市販品と濃度が異なり、誤飲リスクを抑えた塗布剤など小児向けの選択肢が用意されています。

家庭では適量のフッ素配合歯磨剤と毎日のブラッシングを併用して口内全体の予防効果を高め、誤飲や過剰摂取を防ぎながら使用してください。適切な開始時期や頻度、フッ素の種類の選択は子どもの年齢、虫歯リスクに合わせて歯科医院で決めてもらうのが安心です。

フッ素塗布を受けたあとの注意点

フッ素塗布を受けたあとの注意点のイメージ

フッ素を塗ってもらったあとに注意するポイントは、以下のとおりです。

ブラッシングは普段どおり続ける

フッ素は一時的に歯面で働く薬剤なので、毎日のブラッシング習慣を止めるのは避けましょう。特に、小さいお子さまはご自身で十分に汚れを落とせないため、保護者の方が仕上げ磨きを行ってプラーク(歯垢)を確実に取り除いてください。

ただし、フッ素塗布直後に指示がある場合は指示を優先しましょう。歯科医院の指導どおりにブラッシングすることで、塗布の効果と日常ケアの両方を両立できます。

家庭で使うフッ素配合歯磨剤の量や濃度は年齢とリスクに合わせて選び、とくに小さなお子さまに使用する際には適量を守ってください。

食事・うがいのタイミングは指示に従う

多くの歯科医院では、塗布後30分ほどは飲食やうがいを控えるよう案内されます。フッ素が歯に浸透する時間を確保するためです。

30分以内に飲食すると、塗布したフッ素が流れて十分な効果を発揮できなくなる可能性があります。

塗布後の唾液の扱い

塗布後に口内に溜まった唾液は、軽く吐き出すことが推奨される場合が多いです。特に、量が多くて不快な場合は吐き出して構いません。

通常の塗布量では少量を飲み込んでも問題は起きにくいですが、大量に飲み込まないよう注意しましょう。疑問があれば、塗布を行った歯科医院に相談してください。

虫歯を100%防げるわけではない

フッ素塗布を受けると、虫歯のリスクを抑えられるとされています。

ただし、フッ素を塗っただけで虫歯が絶対にできなくなるわけではありません。他の予防行動(ブラッシングや食習慣改善)の影響を大きく受けるため、フッ素だけに頼らず総合的な予防プランを組むことが重要です。

フッ素塗布はあくまでリスク低減の手段です。定期検診やシーラント、食生活の管理と組み合わせることで、予防効果が期待できます。

歯科医院でフッ素塗布を受ける頻度

歯科医院でフッ素塗布を受ける頻度のイメージ

フッ素塗布の頻度は、一般的に3~6ヶ月に一度が推奨されています。これは、フッ素の虫歯予防効果が、塗布後およそ3~6ヶ月で徐々に薄れていくためです。

特に、生え始めたばかりの乳歯や永久歯は、歯の表面がまだ未熟で弱いため、虫歯菌が作り出す酸に溶けやすく、虫歯になりやすい時期です。歯の成長段階にある子どもは、より短い間隔で定期的にフッ素を塗布することで、効果的に歯を強化できるでしょう。

フッ素塗布のタイミングは、かかりつけの歯科医院と相談し、子どものお口の状態に合わせて決めることが重要です。

子どもの虫歯を予防するためにフッ素塗布以外でできること

仕上げ磨きする母親と子供

子どもの虫歯を予防するために、フッ素塗布以外でできることを確認しましょう。

家庭で実践できる虫歯予防のポイント

子どもの虫歯予防は、日々の生活習慣が大きく影響します。正しい習慣を身につけることで、子どもの歯を健康に保てますので、ご紹介する方法をぜひ実践してみてください。

毎日の歯磨きと仕上げ磨きを欠かさない

食事をすると、歯の表面や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などに食べかすや歯垢が残ります。これらが虫歯菌の栄養源となり、酸を作り出す原因となります。そのため、食後できるだけ早く歯をブラッシングすることが大切です。

特に、寝ている間に唾液の量が減って口の中が乾燥しやすくなるため、就寝前はより丁寧にブラッシングする必要があります。子どもがまだ自分で上手にブラッシングできない場合は、保護者の方が必ず仕上げ磨きをしましょう。

デンタルフロスやタフトブラシの活用

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の狭い隙間や、歯並びが複雑な部分の汚れを完全に除去することは困難です。このような磨き残しが虫歯の原因となることが多いため、デンタルフロスやタフトブラシを併用しましょう。

デンタルフロスは、歯と歯の間に通して歯垢をかき出し、タフトブラシは奥歯の奥や前歯の裏側など、細かい部分の汚れを落とす際に使用します。子どもが自分で使うのは難しい場合には、保護者の方が仕上げ磨きの際に活用してください。

おやつや飲み物の与え方

食事やおやつをダラダラと長時間食べたり飲んだりすることは、口の中が常に酸性に傾く状態を作り出し、虫歯のリスクを高めます。おやつは時間を決めて与え、食事とメリハリをつけることが大切です。

また、ジュースや清涼飲料水、スポーツドリンクなどには多くの糖分が含まれており、これらを頻繁に飲むことは虫歯の大きな原因になります。普段からお茶や水を飲む習慣をつけ、甘い飲み物は特別な時だけにするなど、日々の食生活を見直しましょう。

歯科医院で受けられる専門的な予防ケア

家庭でのケアに加えて、歯科医院での専門的なケアを受けることも、子どもの歯の健康を守る上で欠かせません。歯科医院で受けられる予防ケアは、以下のとおりです。

シーラントによる虫歯予防

奥歯の噛み合わせの面には、歯ブラシの毛先が届きにくい複雑な溝があります。この溝に食べかすや歯垢が溜まりやすく、虫歯の温床になりがちです。

シーラントは、この溝を歯科用の樹脂で埋めて、虫歯菌が入り込むのを物理的に防ぐ処置です。永久歯が生えてきたばかりの子どもに実施されることが多く、特に汚れやすい部分を効果的に守れます。

定期検診とプロフェッショナルクリーニング

虫歯は初期段階では自覚症状がないことがほとんどです。そのため、定期的に歯科医院を受診し、専門家によるチェックを受けることが重要です。

定期検診では、虫歯の有無だけでなく、歯並びやブラッシングの癖なども確認し、適切なアドバイスを受けることができます。

また、歯科医院ではプロフェッショナルクリーニングとして、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って歯石や歯垢を徹底的に除去してくれます。これにより、お口の中を清潔な状態に保ち、虫歯や歯ぐきの炎症を予防します。

患者様の声

患者様の声のイメージ

ここでは、当院で治療を受けた方のお声をご紹介します。

口コミ①

家族みんなで通わせていただいています。1才半、6才、9才の娘たちも嫌がらずに、むしろすすんで検診に通っています。

特に託児がとても有り難く、大好きで、わたしの検診や治療がはやく終わると帰るのが寂しそうです。スタッフのみなさん、とても優しく説明も丁寧です。

口コミ②

家族でお世話になっています。スタッフの方、先生皆さん丁寧で優しく、急な予約もすぐに取りやすく大変有り難いです。

まとめ

母親に抱きつく笑顔の子ども

子どもの歯を虫歯から守るためには、フッ素の力を借りるだけでなく、日々の生活習慣や歯科医院での専門的なケアを組み合わせることが大切です。フッ素には、歯を強くしたり、初期虫歯を改善したり、虫歯菌の活動を抑える効果が期待できます。

歯科医院での高濃度フッ素塗布と、家庭でのフッ素配合歯磨剤の使用を組み合わせることで、より効果が高まります。

しかし、フッ素はあくまで予防策の一つに過ぎません。フッ素塗布を受けた後も、毎日の丁寧なブラッシングや、デンタルフロスやタフトブラシを使ったケアが欠かせません。歯科医院と連携し日々の努力を積み重ねることが、お子さまの健やかな歯を育てることにつながります。

子どものフッ素塗布を検討されている方は、兵庫県宝塚市にある医療法人社団 宝塚ライフ歯科・矯正歯科にご相談ください。

当院は、0歳から100歳まで家族みんなで安心して通える歯医者を目指して診療を行っています。小児矯正・小児歯科や成人矯正、虫歯・歯周病治療やマタニティ歯科など、さまざまな分野に力を入れています。

当院のホームページはこちらWEB予約LINEの予約相談なども受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

奥村亮司

RECRUIT
仕事もプライベートも充実!
ページの先頭へ戻るページの先頭へ戻る